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自給率100%な正絹

わが一之貝の紬は、作業工程が非常に多い。なぜならスタートが養蚕だから。30年ほど前まで地区のどこの家でも養蚕を行っていた。今日は繭について紹介。

毛蚕(ケゴ:孵化直後の幼虫)を桑の葉に掃き落とし、4回脱皮を繰り返し蛹化するまで桑の葉を与え続ける。蚕は絹糸を吐いて繭を作り蛹になる。この繭を室に入れて乾燥させ、これが自給率100%の正絹の原料だ。

蚕食のしみしみという音、乾燥した繭のからからという音、わたしずっと覚えています。_1568 これは格子がらの紬です。

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「紬」カテゴリの記事

コメント

この記事内容スゴク判ります。蚕の桑を食べる時の音、あれは何と表現すれば良いのでしょう?それから繭のカラカラ音私も覚えています。黄色に赤の格子紬風格がありますね。これで仕立てられたらどんな感じになるのでしょう。さぞ、素晴らしくなりのでしょう。生糸の光沢がたまりませんね。
生糸作りも全て自分で作り、糸染めも自分で行い、機織り機にかけ夜なべで機を織る。やはり、母の冬の仕事でした。母の手織紬、一反、娘(孫になります)にもらってあります。妻は娘に仕立ててやろうと保管しておりますが仕立て料がスゴクかかるでしょう。いつになるか、嫁に行く時でしょか。数十年前だったら母が仕立ててくれたのですが、今は自分で出来る人は普通にはいないですね。
生糸作りの件、別途いつかコメントしたいです。

投稿: 北富 | 2007年1月20日 (土) 15時35分

紬の一年ががりの工程に感謝します。
我が家の近くに公立蚕糸試験場があったのですよ、つい最近まで。この辺りも養蚕が盛んだたったそうで大株の桑畑が沢山あり、子供達は蚕を授業で育てて少し学習しました。覚えているのだろうか。
私位の年齢の人は蚕や機織の記憶が故郷の思い出に重なることが多いかもしれませんね。

投稿: ひので | 2007年1月20日 (土) 19時04分

蚕の桑を食べる時の音、表現する言葉に悩みました。分かるんだけど言葉にできない、全くそういう音ですね。
4、50年前まではあらゆる変化がゆっくり。その後、急速に便利の追及が至上となり、それまでの伝承が断絶したというところでしょうか。
この辺にいつまでもこだわるのは、化石化した私だからかも。まあそれも悪くはないかな。

投稿: boowan | 2007年1月21日 (日) 22時05分

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